SDGs ONE
医薬の進歩により、治療をしながら就労する人口は増加し、3人に1人は、何かしらの治療をしながら就労をしております。
SDDsは、「誰ひとり取り残さない」をかかげています。
そのためには、具体的なアクションとして、取り残されている可能性がある領域をリサーチすることが重要になります。
事業者が、取り残された課題がどこにあるのか、どのような状態になっているのかをわかるように伝える作業、そこをONEは研究発表などとして取り組んでいいます。
事業者の方々に、そうした人材との接点を持っていただき、実際を知っていただければと考えています。
◍事業者
・雇用に関して社内の課題は何か?
・雇用するために利用できる外部の支援、制度は何か?
・自社がおくる、提供できるものや機会は何か
・どうすれば、持続可能な取り組みにできるか
↓
ONE ACTION
・難病患者の就労、雇用についての課題を学習する、社内アンケート・研修会を実施する
・社内制度でなんとかできるか、難しい場合は、そういった制度があると、働きやすいだろうか
・経営者の理念、ビジョン、覚悟
・治療をしながら就労する人材のための労務、環境を検討する 配属・担当業務(疾病特性・個人職能特性、特徴を加味した)
・社内報で取り組みの情報を発信する
・定期的にルールの運用状況をモニタリングする
・運用に関する従業員の相談窓口を開設し運用する
治療をしながら生きる方々の就業機会の平等へのONEのとりくみ
「誰一人取り残さない」はSDGsの基本理念です。SDGsは先進国にも、途上国にも共通目標です。望ましい未来像からさかのぼったバックキャスティング思考で策定されています。
課題を放置したままだと、生活そのものが脅かされます、生活の基盤となる安心。・安全感が保てない社会は漫然としたフラストレーション高な社会になってしまいます。
心理的安全性がない社会…
治療をしながらくらす難病者に対して、日本は独自の定義をし、それゆえに、その定義からもれる患者の存在の社会認識が持ちにくくもなっています。
難病患者の就労のデータは、労働行政では「その他」に含まれ、実際には、障害者手帳を取得している難病患者もいる中、その数字は障害者手帳のカウントに含まれ、‘その他‘の数字はまた小さくなります。手帳を取得していない難病患者の数字は、また別のデータで表され、ただでさえ、労働行政に相談にくる難病患者は、難病患者の一部にすぎないなか、「すくない」という見栄え、になり続けています。
また、治療と仕事の両立支援事業の中核である労働者安全機構の概念図も依然‘その他‘と記載されているのか、令和2年、診療報酬の対象となった指定難病のことを周知するうえでも課題と考えられます。
指定難病患者は90万人台、軽症者となった指定難病患者はこの数字にはふくまれていません。また、指定でない難病患者、患者数が多い患者等、そうした患者を含めると、実際には指定難病患者の5-6倍以上の患者が日本にいることは、世界の人口比率と比較した場合に、想定できる説明でもあります。
〇1990年~2000年代に仮定された「トリクルダウン理論」は実現されず、格差が広がった。富めるものが富めば、経済活動が活発化し貧しい者にも富が再分配されるだろうと経済理論は、実際には富めるものはますますとみ、トリクルダウンは起こらなかった。
社会的少数者を含むすべての人がしゃかいに参画できるような世界を目指す、この2つの意味をもつのが、「誰ひとり取り残さない」に当たります。
日本では、難病患者が雇用率制度に含まれることに、統計が整理されていない、
わかりずらい状態になったままで、取り残された状態になっている患者も多くおります。
誰一人取り残さない
難病患者に特化した支援プログラムを高齢障害求職者雇用支援機構がつくり、地域支援者・事業者を啓発すること、
実際には、障害者手帳を取得していない難病患者は全体の3分の2に及びますが、障害者就業・生活センターの手帳を取得していない患者の支援実績は0.38~0.4%、その水準になっている状況は支援が進展しているといえるでしょうか。
障害者雇用率制度相当の難病患者が算定されない状況
指定以外の難病患者の職業安定所の相談窓口は周知されておらず、どこに相談にいったらいいのかわからない状態が延々と続いています。*難病患者就職サポーターは指定難病・障害者総合支援法対象疾患のみ、となっていますので、実際、脳脊髄液減少症やギランバレー、リウマチ、過眠症、線維筋痛症、慢性疲労症候群等の患者は、どこで相談したらいいのか?指定難病でないという
理由で社会から認識されにくい状態になっており。
支援・資源がない疾患患者は、それでも、症状による支障の程度が高い患者がいるため、困窮し、就労困難に陥る人も多く、引きこもりや、不安障害、
そうした就労の整備の遅れによる社会問題が、実際の困窮者を増やしている状況がみらてています。
社会的な疎外
や虐待
そうしたことを放置する社会のままで私たち日本という国は豊かになれるのか?
社会的疎外を生み出す社会は、
そのままで日本全体はけっして豊かに国にはなれない。
ONEACTION
一つのACTIONとして、SDGsを念頭にACTIONをおこしてまいります。
◍SDGsとは?
1)法的拘束力はありませんが、国連加盟国はとりくまなければなりません。
3)本業を通じて社会課題の改善に取り組むものです
4)どこから始めたら?できること、日常の課題と、SDGsは繋がっています。職業機会の平等と公平さ、非正規・正規雇用の労働条件や賃金格差、疾病や障害による縦割りな制度により生じる疾病・障害ギャップの解消など、貧困化を防ぐ取り組みにONEもとりくんでいます。
そのための研究・発表・協働・執筆・講演・個別相談・支援者支援・官民連携により社会課題にバックキャストに取り組む提案、批判ではなく替案で建設的に協働・官民連携により実現できればと考えております。ちなみに、ONEが関心をもおってかかげているものは①と⑧⑩になります。
治療をしながらも持続可能な人生像、病は生活習慣病‥オンリーではありません。避けがたい社会・環境ストレスの負荷により、スイッチが入るようなケースも散見されます。社会全体は社会的な生態系は仕組みとして繋がっています。治療をしながら働く仕組み、制度、暮らしを本気でなんとかしたい、社会的な責任、ONEは、日本の未来志向な働き方改革に取りくみます。
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