▷ONEの用語集 就労・難病関連
○難病とは
◍コロナ関連
・エクモ
呼吸不全や心不全の重症患者に使う生命維持装置
「対外式膜型人工肺」をいう。自力で呼吸ができない患者の血液を体外に取り出し、人工肺で酸素を入れ、二酸化炭素を除去して体内に戻す。空気や酸素を肺に送る人口呼吸器をは異なる。
◍これからの就労の言葉
・vチューバ―
仮想のキャラクターの姿を借り、動画投稿サイト「YouTube」で活動するユーチューバーのこと。キャラクター自体をさすこともある。主にモーションキャプチャーに反省する。個人や企業、自治体での活用が広がっている。
◍社会
・新しい全体主義
インターネットなどの技術発展を背景に新しい権力が生まれるという考え方。従来の全体主義では個人の自由を破壊する国家の役割が重視されたが、多国籍企業の影響力の大きさに着目。snsなどで個人が提供Ⓗしたデータが民主主義を支える価値や制度の破壊に使われることに警笛を鳴らす。ガブリエル氏はこうしたデジタルの化と権威主義の結びつきを「新しい全体主義」と呼んで批判している (朝日11・5)
◍就労支援機関
▶難病患者就職サポーター
「ハローワークの障害者の専門援助窓口に「難病患者就職サポーター」を配置し、難病相談支援センターと連携しながら、就職を希望する難病患者に対する症状の特性を踏まえたきめ細やかな就労支援や、在職中に難病を発症した患者の雇用継続等の総合的な就労支援を行っています。」
補足:各都道府県に1-2名。東京・神奈川・大阪・北海道は2名。都道府県により1か所のハロワークで予約相談を受けている場合と、巡回相談をしているケースなど、地域により異なる。一般雇用で就労する患者の支援も重要なサポートであるなか、
発達障害者・難治性疾患患者雇用開発助成金コースを利用した就労支援を行う際は、事業者にこの助成金の説明を事前にする。
就職を後押しする助成金のため、採用前に事業者が認識していないと、メリットが失われてしまいます。
この助成金については、事業者がほとんどご存じでない、また、支援者より説明がなされていないケースもあるため、難病患者就職サポーターと相談しながら、勧められるのがいいと思われます。
こうした助成金には、利用条件があるため、事業者が会社都合で退職者をだしている場合などは、利用できないなど、他の助成金同様に条件があります。
病気の開示をしながら就職支援をする役割もありますが(ご本にの希望や同意が前提)一部の地域では、一般企業への病気の開示を『ご本人より説明するように伝えている』ケースもみられるため、(ご自分で伝えたい、面接時に伝えたいと思われるかたもおみえですが)
サポーターから事業者に説明や伝えていただきたい場合は、事前にその意向を相談、伝えられるのがいいかと思います。
それでも、していただけない場合や、困った際は、各都道府県の労働局にご相談いただければと思います。
▶(地域)障害者職業センター (*難病患者も難治性疾患患者も無料で利用できる支援機関)*東京都の場合は 東京障害者職業センターという名前になります。
地域障害者職業センター
各都道府県に1か所ずつ、(北海道・東京・愛知・大阪・福岡には支所が1か所設置されています)ハローワークと連携をしながら、職業評価・職業指導・雇用対策・就労支援・雇用対策に関わる知的障害者及び、重度知的障害者の判定、職場適応援助による支援、休職中の精神障害者の復職復帰のために主治医等との連携しながらのリワーク支援の事業者に対して、障害者雇用の管理に関する専門的な助言・援助・関係機関に対する職業リハビリテーションに関する技術的な助言・援助など多岐に実施しいている。
課題:
①難病患者の就労支援に特化したプログラムがつくられていない点
地域支援者が情報提供がないため、支援が醸成しにくい状況がみられている
支援に特化したプログラム作成・提供がまたれる。
②通所プログラムがあるが、都道府県に1か所程度のため、多くの障害者にとって、通所が遠方になり、通えない障害者がでてくる点、中長期的、包括的な対処、改善は重要であろう。
1.位置づけ:「厚生労働省は、障害者の職業生活における自立を促進するために、次に掲げる施設(以下「障害者職業センター」)の設置及び運営の業務を行う」とし、障害者職業総合センター、広域障害者職業センター、地域障害者職業センターの3つを掲げたえで、「厚生労働大臣は、前項に規定する業務の全部又は、一部を独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構(以下「機構」)に行わせるものとする」と規定している。
また、同法では、「障害者職業センターでないものは、その名称中に障害者職業総合センター又は障害者職業センターという文字を用いてはならない」及び「障害者職業センターにおける職業リハビリテーションの措置は、無料とするものとする」と規定している。
▶障害者就業・生活センター
就業及びそれに伴う日常生活上の支援を必要とする障害のある方に対し、センター窓口での
相談や職場・家庭訪問等を実施。
<就業面での支援>
○ 就業に関する相談支
・ 就職に向けた準備支援(職業準備訓練、
職場実習のあっせん)
・ 就職活動の支援
・ 職場定着に向けた支援
○ 障害のある方それぞれの障害特性を踏まえ
た雇用管理についての事業所に対する助言
○ 関係機関との連絡調整
<生活面での支援>
○ 日常生活・地域生活に関する助言
・ 生活習慣の形成、健康管理、金銭管理
等の日常生活の自己管理に関する助言
・ 住居、年金、余暇活動など地域生活、
生活設計に関する助言
○ 関係機関との連絡調整
等に取り組む。
解説:難病患者の就労支援に取り組む支援機関と厚生労働省のホームページには表記されていますが、主に障害者雇用率制度における障害者雇用の支援に軸足があり、近年の障害者手帳を取得していない難病患者の登録は、全体の支援者登録の0.38%~0.4%でした。
難病患者の3分の2ほどの人は、障害者手帳を取得されていない、またはできない評価規準のため、取得されていないなか、実際の支援は著しく少ない状況となっています。
実際に事業所への相談も少なくなり、支援経験も少なくなるため、益々利用者が支援対象機関として認識できないため、一般雇用で就労する患者にとっては、支援を受ける機関とはなりえていない状況が見受けられます。
しかし、障害者雇用では、地域障害者職業センターと二大支援機関として、就活・就労準備・定着支援まで、重要な役割を担う支援機関であるといえ、登録者も増えています。
今後、支援対象が増加する経過のなかで、マンパワーを補う予算や国の取り組み等、重要となってくると思われます。
◍就労関連
就労準備性:
就労準備性とは働くことについての理解・生活習慣・作業遂行能力や対人関係のスキル
など働くための基礎的な能力のことである。職種・障害の有無を問わず、働く上で必要と
される力である。そして、働く、働き続けるためには「健康管理」「日常生活管理」「対人
スキル」「基本的労働習慣」「職業適性」の5つの事柄に対する能力が必要となる。
○アンコンシャス・バイアス
「無意識の思い込み」や「自身で気づいていない偏ったものの見方」のことです。誰もがアンコンシャス・バイアスをもっており、それ自体は決して悪いことではありません。自身の経験や知識をもとに仮説をたて、すばやい行動を起こすことは合理的なものです。しかし、この無意識の考え方が周りの人に悪影響を及ぼすことがあり、それがアンコンシャス・バイアスの問題として取り上げられることも増えてきました。
アンコンシャス・バイアスは、何気ない行動に現れるため、ともすると周囲の関係者が自身の意見を伝えづらくなり、場合によっては職場環境を悪くしかねません。そのため、アンコンシャス・バイアスを自覚することは、より働きやすい職場の実現へとつながるのです。さらに、激しく環境変化が起こっている現代においては、固定的な考え方のままではビジネスチャンスを逃してしまうことにもなりえます。柔軟な考え方、新たな視点を身につけることは、組織の業績向上への第一歩にもなります。
◍ギグワーカー
雇用関係のない働き手は通常、自営業者に分類される、また、従業員を雇用しているものと、単独で業務を行っている者に分けることが出来る。単独自営業者の中でも相乗り、の運転手やテイクアウトのデリバリー配達員等、プラットフォームに関わる業務を行っている者を、ギグワーカーという。
欧米では、就業者の1-3%
全体的に就労時間数は少なくなりがちであるが、就労時間の柔軟性など、働き甲斐の満足度は、1つ2つの仕事を兼業している人材も多く、働き方における柔軟性と安全性のトレードオフに対してどう折り合いをつけるか、実態を把握しながら、これからの就労形態として定着していくのか、様子を見ていく必要があるのだろうと感じます。
◍フリーランス
フリーランスの定義
『十店舗がなく、雇用もいない自営業主や1人社長であって。自身の経験や知識・スキルを活用して収入を得る者』と定義
個人事業主であっても、十店舗を有する者はフリーランスのガイドラインにおけるフリーランスではないということになります。
*フリーランスガイドライン・・・政府の議論を経て、内閣官房、公正取引委員会、中小企業庁・厚生労働省が連名で「フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン案」を発表している。
○Purpose パーパス
パーパス、またはパーポスとは、一般的には目的、意図、目標、趣旨などと訳される英単語で、「何かが存在する理由、あるいは何かがなされる意味」といった意味を持つ。
ビジネスにおけるパーパスとは、組織や企業の存在理由や存在意義、つまり「何のためにこの会社があり、何を実現するために事業をするのか」を意味する。マーケティング用語の9P(Product、Performance、Position、Purpose、Potential、Price、Place、Promotion、Profit)のうちの1つ
パーパス:何のために存在するのか、何のために事業を行うのかという存在意義
ミッション(任務):パーパスを達成するために、自分たちが行う物事の内容・戦略
ビジョン(展望):ミッションの見通しや、将来こうありたいという姿
バリュー(価値):上記により生みだされる価値
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