'働く'の移り変わり
文部科学省が1日、学校における働き方改革推進本部の会合で、教育の長時間労働を是正するために、公立中高の休日の部活を地域に移管し、教員の指導は希望者のみとすることなど盛り込んだ改革案をまとめている。
2023年より段階的な実施に入るという。
知り合いに学校の教師は多いのですが、
この暑さのなか、工作室には、クーラーなどもない。そんな中で窓を開けながら、授業を受けている、工作専門の教師は、クーラーのない教室でずっと教えることになり、そもそもの労働環境、教育環境として迅速に取り組めることもできていない状況が、教育現場の改革以前に、スピーディー意思決定ができるのか、現場の声が吸い上げられる構造になっているのか、心配に思うことがいくつか見えてまいります。
働きやすい、学びやすい、環境づくりは、労働環境のうえでも重要であることはいうまでもなさそうです。
9.3
海外では多いジョブ型とは?
メンバーシップ型とジョブ型の違いとは?
ジョブ型
①考え方 適材適所
②職務内容の定義
ジョブディスディスクリプション(職務記述書)に明記する職務内容を遂行するために必要なスキル、経験などが明記されている。社内で公開されているのが基本。
③キャリア
個人主義 自ら応募する、本人が主体的に考えていく傾向が強くなる。職務記述書と照らしあ合わせて就きたい業務に自分から応募、チャレンジする。
⓸評価
結果・成果で評価。 職務記述書に記載される職務内容に基づき、結果や成果物で評価がきまる働き方。
⓹給与
職種ごとのマーケットに依存。勤務年数や年齢が関係なくなる、同業者・同職種者と、給与水準が大きく違わなくなる。
ジョブ型というと、ハローワークの専門援助部門は、求められることはジョブ型なのですが、働いている職員はメンバーシップ型なため、その専門性において、ある基準になると専門性の観点から対応が困難になる。また、ハローワークの専門相談窓口職員も、自ら研修にいき研鑽をつむようでないと、労働相談の経験がない、ジョブ型で就労してきている人が多い、どちらにしても、働き型と専門性、その任務に求められるニーズにこたえられる働き手のそもそもの構造や仕組みづくりは、重要ではないかと、6年間の行政勤務の中で感じたことでもありました。
職業マッチング以前に、求められる仕事とその専門性と、働き型がマッチングされているか、できているか、そもそが気になるところです。
8.30.日経新聞
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